シリグラのneditのように矩形(くけい)貼り付けをLinuxで実現するには。
PDBファイルにおいて、A鎖をB鎖に代えたいとかいろいろ調整したい場合がある。
通常のエディタであると行(横)単位でしか選択、置換ができないのでA鎖からB鎖へ変更しようとすると
途端に正規表現やらsed、awkなコマンドと格闘になる。sed、awkは便利なものの気軽さに欠ける(?)ので
GUIで操作可能なアプリを紹介します。
Geany
標準で搭載しているGUIエディタは gedit であるが、残念ながら矩形には対応していない。
対応したのが Geany というソフト。
ディスクトップで修正したいpdbファイルを選択して右クリックして、「Geanyで開く」を選択します。
あるいは、ターミナルから geany pdbファイル と入力して、リターン。
$ geany model_IF3-C.pdb
Geanyアプリケーションが立ち上がり、アプリケーションの全体像は下図になります。
コンテンツ表示部分にテキストファイルをドラッグアンドドロップでもファイルは開きます。
そして、矩形。
まず、コントロールキーを押しながらマウス操作で対象を選択します。
下図はA鎖のみを選択しています。
その後、メニュー[検索]から[置換]を選択します。
すると、新たな画面[置換]が現れます。ここで「検索文字列」にA、「置換文字列」にBを入力して、「選択範囲内」ボタンを押して矩形選択した範囲内での置換操作を行います。
実施後、矩形選択部分はBに変更され、ファイル名部分は赤字となり、変更が加えられた事を示しています。
CentOS5.x系のマシンにはneditがインストールされています。
上記と同様の操作で矩形選択(コントロールを押しながらマウスで選択)、置換が可能です。
アプリケーションの全体は下図になります。露骨なエディタです。
同じく、選択して、
メニュー[Search]から[Replace...]を選んで、検索文字と置換文字を入れ、[Selection]ボタンをクリックします。
すると同様に置換が行われます。
以上