久々に訪れたのだが、、、なんかサイトの雰囲気が以前と違う様相に驚いた。
物理マシンにUSBメモリーを使って起動をさせるには FreeNAS-9.2/USB
テスト目的で仮想マシンにインストールするには FreeNAS-9.2/VMware
インストールしてrootのパスワードを変更すると下記のような画面になる(仮想マシン版)。
初期画面は英語表記ですが、これを日本語表記に変更します。
*英語のままの方が分かりやすい場面もありますが、、、、
左ツリーの「System」->「Setting」をクリックして、表示された「Seetings」画面にて「General」タブを選択する。
そこにLanguage(Require UI reload)項目を「Japanese」に、
加え、Timezone項目を「Asia/Tokyo」に変更します。
そして、下部の「Save」ボタンをクリックして、ブラウザの再読み込みボタンを押すと反映されます。
DHCPで割り当てられたIPアドレスでも構わないのだが、ファイル共有サーバなので固定IPと名称を持たせたいもの。
IPアドレスの変更は、
左ツリーの「ネットワーク」->「全般設定」をクリックして、ブラウザ右側に表示された「ネットワーク設定」画面にて「全般設定」タブを選択する。
そこで、LANで事前に規定していた名前とIPを振る。ここでは
ホスト名項目は「nas」
ドメイン項目は「chaperone.jp」
IPv4デフォルトゲートウェイ項目は「192.168.0.1」
ネームサーバ1項目は「192.168.0.3」
そして下部の「保存」ボタンをクリックします
次に、同じ「ネットワーク設定」画面にて「インタフェース」タブを選択して、「Addインタフェース」ボタンをクリックします。
新たに表示された「Addインタフェース」画面にて、
NIC項目は「em0」
インタフェース名項目は「service lan」
DHCP項目は「非選択」
IPv4アドレス項目は「192.168.0.30」
IPv4ネットマスク項目は「/24(255.255.255.0)」
として、画面下部の「OK」ボタンをクリックします。
その後、IPアドレスが変更されてしまったので、変更したIPアドレスにブラウザでアクセスし直します。
時計合わせはファイル共有サーバには必須な作業です。必ず実施しましょう
左ツリーの「システム」->「NTPサーバ」->「NTPサーバを表示」を展開させ、右側に現在定義されているNTP参照先を表示させる。
既に定義されてますが、同じネットワーク上にあるNTPサーバを参照させたいのなら、これら既定登録済みの参照先を全て削除して、それを登録する。削除の方法は既定のリストを選択して、画面下部に表示される「Delete」ボタンをクリックします。
本当に削除しますかと言う確認画面が表示されますが、「はい」ボタンをクリックして進めます。
全部消し終わったら、同リスト画面上部にある「Add NTPサーバ」ボタンをクリックします。
表示された「Add NTPサーバ」画面にて、
アドレス項目にLocalLAN内のNTPサーバを指定します。ここでは192.168.0.3
残りの項目はそのままで、画面下部の「OK」ボタンをクリックします。
元の画面に戻り、規定NTPサーバリストは下記のようになる。
左ツリーの一番下に「シャットダウン」という項目があります。
それを選択すると、ブラウザ画面全体が赤みを帯びて、「シャットダウン」画面が表示されます。
ここで本当にシャットダウンをするなら「シャットダウン」ボタンを選択して、そうでないのなら「キャンセル」ボタンを押して復帰させます。
ある意味、この記事の主役なのかも。どのようなサービスを提供するかに応じて組み合わせがある。
(クライアントへの)提供形態 | 対象 | ボリューム管理・FS |
iSCSIターゲット | デバイス・パーティション | - |
zfs | ||
UFS | ||
ファイル | zfs | |
UFS | ||
NFSサーバ | パーティション | zfs |
UFS | ||
フォルダ・ディレクトリ | zfs | |
UFS |
iSCSIターゲットの機能を有効にするため、左ツリーの「サービス」->「サービスの制御」を選択して、ブラウザ右側に各サービスの稼働状況を表示させる。
ここではiSCSIの機能を有効にしたいので、
のOFFスイッチをクリックして、ONに変更させます。
ここではFreeNAS仮想マシンに追加しているHDD2本(1GBと32GB)をそれぞれ丸ごとiSCSIのターゲットに仕立てる。なのでボリューム管理は不要。
*本来なら複数本のHDDを用意してボリュームを組む、組まなくともスナップショット機能を付与すべきなのかも知れない。
ブラウザ画面左のツリーから「サービス」->「iSCSI」->「TargetGlobalConfiguration」を選択する。ブラウザ右に「iSCSI」項目が立ち、「TargetGlobalConfiguration」タブを選択する。
次に
これでセキュリティ項目らが完了。次に、実際にiSCSIとして提供するデバイス/ファイルを定義します。
ここではwsfc向けのquorum領域と共有ディスク領域を定義するiSCSIターゲットを定義してみる
最後に「ターゲット」タブの項目と「エクステント」タブの項目を繋ぎます。
「Associated Targets」タブを選択して、「Addターゲット/エクステント」ボタンをクリックします。
新たに表示された「Addターゲット/エクステント」画面にて
LUN ID項目は「Auto」
ターゲット項目に「ターゲット」タグで作成した「quorum」
エクステント項目に「エクステント」タグで作成した「quorum」
を指定して「OK」ボタンをクリックします。
共有ディスクとなるshareも同様にして
LUN ID項目は「Auto」
ターゲット項目に「ターゲット」タグで作成した「share」
エクステント項目に「エクステント」タグで作成した「share」
を指定して「OK」ボタンをクリックします。
これでiSCSIの設定は完了となる。
「サーバーマネージャ」から「ツール」/「iSCSIイニシエーター」を選択して、起動させる。
表示された「iSCSIイニシエーターのプロパティ」画面で「ターゲット」タブでクイック検索を行う
FreeNASのIPかDNS名を記入して、「クイック検索」ボタンを押す。すると、利用可能なターゲットが表示され
それぞれを選択して、下部の「接続」ボタンをクリックする。すると状態を示す項目が「接続完了」となる。
この後、再び「サーバーマネージャ」から「ツール」/「コンピューターの管理」を選択して、起動させる。
表示された「コンピュータの管理」画面の左側ツリーを展開して、「記憶域」/「ディスクの管理」を選択する。
するとiSCSI経由で使用可能なHDDが表示される。
これ以降はフォーマットして使うか、wsfcのためにフォーマット後にオフラインにするとか目的に応じる。