DELLのPowerVault(TM) LTO-6-200 Tape Driveがある。
商品:http://www.dell.com/jp/business/p/powervault-lto6/pd?oc=as-pvlto6-200&model_id=powervault-lto6
LTO6な単巻ドライブ。SAS接続で/procを見てみると、

[root@x ~]# cat /proc/scsi/scsi
Attached devices:
  (中略)
Host: scsi8 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
  Vendor: IBM      Model: ULTRIUM-HH6      Rev: D8E5
  Type:   Sequential-Access                ANSI  SCSI revision: 06
[root@x ~]#

とIBM様のOEM製品でした。具体的にはTS2260かな?

で、この単巻ドライブをLTFSとして利用するには、Linux向けdriverとLTFS向けのツールが必要

  • Linux向けdriver
    IBM Support>Fix Central(https://www-945.ibm.com/support/fixcentral/)にて
    「製品の選択」から
    「製品グループ」->「System Storage」
    「以下から選択 System Storage」->「Tape systems」
    「以下から選択 Tape systems」->「Tape drivers and software」
    「以下から選択 Tape drivers and software」->「Tape device drivers
    「プラットフォーム」->「Linux」
    を選び「次へ進む」ボタンを押下すれば、Linuxの各種ディストリビューション毎にdriverが入手可能になります。
    ここではソースの「lin_tape-3.0.20-src.rpm」を入手した。
  • LTFS向けのツール
    同じくIBMのFix Centralから
    「製品の選択」から
    「製品グループ」->「System Storage」
    「以下から選択 System Storage」->「Tape systems」
    「以下から選択 Tape systems」->「Tape drivers and software」
    「以下から選択 Tape drivers and software」->「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition (SDE)
    「インストール済みバージョン」->「1.0」
    「プラットフォーム」->「Linux」
    を選び「次へ進む」ボタンを押下すれば、LTFSのツールが入手できます。
    ここでは「IBM_LTFS_Single_Drive_Edition_for_Linux」から「ltfssde-2.2.2.0-9802-RHEL6.x86_64.rpm」を入手しました

*IBMのFix Centralはユーザ登録が必要のようです

TapeドライブのLinux driverをインストール

入手した「lin_tape-3.0.20-src.rpm」をrpmbuildでrpmファイルに仕立てます。そこにdriverが含まれます。

[root@x ~]# rpmbuild --rebuild LTFS/lin_tape-3.0.20-src.rpm

そして、driverをインストールします。

[root@x ~]# yum localinstall rpmbuild/RPMS/x86_64/lin_tape-3.0.20-1.x86_64.rpm

rpmファイルの中身は「rpm -qpli <rpm>」で確認できます
これでdriverはインストールされました。次に作ったderiverをカーネルに読み込ませ、テープデバイス(/dev/IBMtape0)を作ります。
また起動時に読み込ませるために起動スクリプト(lin_tape)を有効にさせます

[root@x ~]# /etc/init.d/lin_tape start
[root@x ~]# ls -l /dev/IBM*
crw-rw---- 1 root root 241, 3069 Apr 20 10:19 /dev/IBMSpecial
crw-rw---- 1 root root 241,    0 Apr 20 10:19 /dev/IBMtape0
crw-rw---- 1 root root 241, 1024 Apr 20 10:19 /dev/IBMtape0n
[root@x ~]#
[root@x ~]# chkconfig --list lin_tape
lin_tape        0:off   1:off   2:on    3:on    4:off   5:on    6:off
[root@x ~]#

LTFS向けツールのインストール

入手した「ltfssde-2.2.2.0-9802-RHEL7.x86_64.rpm」をそのままインストールします

[root@x ~]# yum localinstall ltfssde-2.2.2.0-9802-RHEL7.x86_64.rpm

この中にLTOテープをLTFSにフォーマットする mkltfs やmount操作の ltfs コマンドが入っている

LTOテープをLTFSへ

ドライブにLTOテープを差し込んで、LTFS向けのファイルシステムを構築する

[root@x ~]# mkltfs -d /dev/IBMtape0
LTFS15000I Starting mkltfs, LTFS version 2.2.2.0 (9802), log level 2
LTFS15041I Launched by "mkltfs -f -d /dev/IBMtape0"
(略
LTFS15013I Volume UUID is: 0df05603-b438-448e-892b-d0e4cf3fbb23
 
LTFS15019I Volume capacity is 2408 GB
LTFS12207I Logical block protection is disabled
LTFS15024I Medium formatted successfully
 
[root@x ~]#

*すでにformatされたメディアなら下記のように( -f )を追加させる

[root@x ~]# mkltfs -f -d /dev/IBMtape0

LTFSをシステムにmount

次に、このファイルシステムをシステムにマウントします。
ここではマウントポイントを/LTFSとしてます。

[root@x ~]# mkdir /LTFS
 
[root@x ~]# ltfs /LTFS -o devname=/dev/IBMtape0
298f LTFS14000I LTFS starting, LTFS version 2.2.2.0 (9802), log level 2
298f LTFS14058I LTFS Format Specification version 2.2.0
298f LTFS14104I Launched by "ltfs /LTFS -o devname=/dev/IBMtape0"
(略
298f LTFS14112I Invoke 'mount' command to check the result of final setup
298f LTFS14113I Specified mount point is listed if succeeded
[root@x ~]#

っで完了。

unmount

単純に

[root@x ~]# umount /LTFS

その後、装置のejectボタンを押せばメディアが取り出せる

一般ユーザがフォーマット・マウントするには

特定ユーザにsudo権限を与えれば、rootと同じような操作が可能である。
方法は/etc/sudoersの末尾に下記を追加する。

%crystal ALL=(root) NOPASSWD: /usr/local/bin/ltfs , /bin/umount, /bin/mount

* %crystalは、crystalグループに所属している方限定を意味する。NOPASSWD
指定すると、自身のパスワードを問わずに実行します。

他に、sudoを使わずにだれでも使えるようにするには、デバイスドライバの権限を緩めます。
*単純にchmod 0666 /dev/IBMtape0 とせず、udev経由で調整しましょう。

[root@x ~]# vi /etc/udev/rules.d/98-lin_tape.rules
KERNEL=="IBMtape*[!n]", NAME="%k", MODE="0666"
KERNEL=="IBMtape*n", NAME="%k", MODE="0666"
[root@x ~]#
[root@x ~]# /etc/init.d/udev-post reload
[root@x ~]#
[root@x ~]# rmmod lin_tape
[root@x ~]# modprobe lin_tape
[root@x ~]#
[root@x ~]# ls -l /dev/IBMtape0*
crw-rw-rw- 1 root root 246,    0  2月 27 14:17 2014 /dev/IBMtape0
crw-rw-rw- 1 root root 246, 1024  2月 27 14:17 2014 /dev/IBMtape0n
[root@x ~]#
[root@x ~]# chmod +x /bin/fusermount

これで、各ユーザでLTOテープのLTFSフォーマットやLTFSマウント操作ができる。。。っがunmount操作がこれでは駄目。
やっぱりsudoを使って、ユーザ限定の方がいいのかも。

クラッシュ発生時

データコピー中にLTFS以外の問題でマシンがクラッシュした。
再起動後に、ltfsコマンドでマウントを試みたがltfsckで確認せよと命じられた。

[root@x ~]# sudo /usr/local/bin/ltfsck /dev/IBMtape0

として修正を施す

扱えないファイル

どうも「:」を含むファイルはLTFSにコピーできないみたい。
例えばファイル名が Aug__2_14:07:24_2013.pdbなんてだと「無効な引数です」ということで弾かれる。
**主にcootでモデリングしている際に発生するログファイルがそれです
この場合、tarでまとめて一つのファイルにしてLTFSに置いたほうがいいのかも。

windows

上記はすべてLinuxでの利用を前提として書いてます。っが、やっぱりwindowsの方がめちゃくちゃ楽です。
当初Linuxで提供してましたが、結局windowsに載せ替えになってしまった。。。。
「IBM LTFS Single Drive Edition Version 1.3.0.2 for Windows」を取得します。
っで、これをインストール。
「LTFS Configuration」を実行して調整すれば使える。エクスプローラーにLTOドライブが表示され
LTOテープを挿入して、ドライブのアイコンを選択して右クリックからformatを選び、フォーマットすれば即座に使えます。
Linuxのようなマウント操作は不要。まあー一度なれるとこちらのほうが楽。

めも

ltfsでLTOメディアをマウントして書き込み操作している際、下記のようなメッセージがでて
メディアに書き込めなくなった。原因は不明だが、マシンを再起動してたら復旧。

kernel: ltfs: page allocation failure: order:7, mode:0xd0
kernel: CPU: 1 PID: 11209 Comm: ltfs Tainted: G           OE  ------------   3.10.0-327.3.1.el7.x86_64 #1
kernel: Hardware name: Dell Inc. PowerEdge R210/xxxxxx, BIOS 1.5.2 10/18/2010
kernel: 00000000000000d0 00000000b44c8796 ffff880230167968 ffffffff8163516c
kernel: ffff8802301679f8 ffffffff8116ef80 0000000000000000 ffff88023ffd4000
kernel: 0000000000000007 00000000000000d0 ffff8802301679f8 00000000b44c8796
kernel: Call Trace:
kernel: [<ffffffff8163516c>] dump_stack+0x19/0x1b
kernel: [<ffffffff8116ef80>] warn_alloc_failed+0x110/0x180
kernel: [<ffffffff81173708>] __alloc_pages_nodemask+0x9a8/0xb90
 :

調べたらここと同じ現象みたい
http://esupport.trendmicro.com/solution/ja-JP/1105158.aspx?print=true


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Last-modified: 2017-07-20 (木) 14:48:37 (145d)