クライアントのPCからリモート接続でMSSQL standardに入るにはMSSQL側の調整が必要みたい。
■まずはクライアントツールのインストール
MSSQL standardのインストールに使用したDVDをクライアントマシンに入れて、順次インストール。
ただし。インストールする項目は限定的で
のみとなる。あと、MSSQLがwindows認証からそのクライアントマシンはADに参加している事が必須になる。
■接続
クライアントに[Microsoft SQL Server Management Studio]をインストールしたものの
SQLServerに繋ごうとすると怒られる。
どうやらMSSQL側を調整する必要がある。
■Sql Server Configuration Manager
サーバ側で[スタート]->[Microsoft SQL Server 2008 R2]->[構成ツール]->[SQL Server構成マネージャ]を起動させます。
[SQL Server構成マネージャ]から左側のメニューを展開して、[SQL Serverネットワークの構成]->[SHAREPOINTのプロトコル]を
選択します。*<SHAREPOINT>の個所はインスタンス名です。
右側には、選択したインスタンス名で利用可能なプロトコルが表示されています。
・共有メモリ
・名前付きパイプ
・TCP/IP
・VIA
この内、現在は「共有メモリ」のみ有効になってます。
外部のリモートからの接続を許可するには、こらのうちのTCP/IPを有効にする必要があります。
このTCP/IPをダブルクリックしてTCP/IPのプロパティを開きます。
上部タブで「プロトコル」を選択して、有効の値を「はい」に変更して、「OK」ボタンを押します。
再起動すれば有効になりますと、警告が表示されますが、これで完成です。
■SQLServerの再起動
単純にMicrosoft SQL Server Management Studioで、オブジェクトエキスプローラ内にある対象インスタンスの右クリックから
「再起動」を選択します。
これでおそらく繋がります。
もしつながらない場合、Microsoft SQL Server Management Studioで、オブジェクトエキスプローラ内にある対象インスタンスの
右クリックから「プロパティー」を選択して「サーバのプロパティ」を表示させます。
この中の右のメニューから「接続」を選び、右側の「リモートサーバ接続」が有効になっているかを確認します。
それでもリモートから繋がらないとなれば、サーバ認証が「Windows認証」なら、リモートマシンはアクセス可能なアカウントで
リモートマシンにログインして接続を試みているのか。「SQLServer認証」なら、SQLServer内で作成したアカウントが
正しいのかを確認する必要があります。
■ロール
特定のデータベースに対してのみテーブルを作成して、レコードの挿入、更新、削除、検索を行えればいいのなら、
ユーザのサーバロールは public で足りるのかな。
そして、特定のデータベースでの権限付けはユーザマッピングで下図のようにデータベース限定で
db_datareader(select)、db_datawriter(insert,update,delete)、db_dlladmin(create,drop)があればいいみたい。