WSL(Windows Subsystem for Linux)でWindows上で Linuxカーネルを動かす仕組み.
WSLg(Windows Subsystem for Linux GUI)は、WSL上でGUI(X11/Wayland)アプリを動かす仕組み. windows11なら wsl をインストールすると同時に組み込まれます.
ここでは WSL(with WSLg)を組み込んで作ったLinuxOSから他の計算機へのログインを見てみます
使用しているwindows11は コマンドプロンプトから
C:\Users\supervisor>ver
Microsoft Windows [Version 10.0.22631.6060]
C:\Users\supervisor>「スタート」->「設定」->「システム」->「バージョン情報」では「Windows 11 Pro」「23H2」となってます
右クリックで
「スタート」->「Windows ターミナル (管理者)」でPowerShell(管理者)を開きます。
インストールの方法は「wsl」コマンドで行われます。
現状(2025.10時点)でインストール可能なのは
PS C:\Users\supervisor> wsl --list --online
インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。
既定の分布は ' * ' で表されます。
'wsl --install -d <Distro>'を使用してインストールします。
NAME FRIENDLY NAME
* Ubuntu Ubuntu
Debian Debian GNU/Linux
kali-linux Kali Linux Rolling
Ubuntu-20.04 Ubuntu 20.04 LTS
Ubuntu-22.04 Ubuntu 22.04 LTS
Ubuntu-24.04 Ubuntu 24.04 LTS
OracleLinux_7_9 Oracle Linux 7.9
OracleLinux_8_10 Oracle Linux 8.10
OracleLinux_9_5 Oracle Linux 9.5
openSUSE-Leap-15.6 openSUSE Leap 15.6
SUSE-Linux-Enterprise-15-SP6 SUSE Linux Enterprise 15 SP6
openSUSE-Tumbleweed openSUSE Tumbleweed
PS C:\Users\supervisor>とubuntu系とSuse系、RHELクローンはOracleLinuxかな.
ここでは ubuntu-24.04 を入れてみます
PS C:\Users\supervisor> wsl --install -d ubuntu-24.04
インストール中: 仮想マシン プラットフォーム
仮想マシン プラットフォーム はインストールされました。
インストール中: Linux 用 Windows サブシステム
Linux 用 Windows サブシステム はインストールされました。
インストール中: Ubuntu 24.04 LTS
Ubuntu 24.04 LTS はインストールされました。
要求された操作は正常に終了しました。変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。
PS C:\Users\supervisor>画面指示に従って再起動します
再起動を終えて、先ほどのユーザでログインすると勝手に端末が立ち上がってwslの構築が進みます.
っで最後辺りでwsl内で使用するアカウントを求められます. windowsログインユーザのままでもいいし別な名前でも構わない
ダウンロードしています: Ubuntu 24.04 LTS
インストールしています: Ubuntu 24.04 LTS
ディストリビューションが正常にインストールされました。'wsl.exe -d Ubuntu-24.04' を使用して起動できます
Ubuntu-24.04 を起動しています...
Provisioning the new WSL instance Ubuntu-24.04
This might take a while...
Create a default Unix user account: supervisorその次にパスワードの設定が求められて、定義すると利用可能になります
:
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully
To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>".
See "man sudo_root" for details.
supervisor@DESKTOP-K10NCKC:/mnt/c/Windows/system32$「スタート」->「すべてのアプリ」を見ると2つのアイコンがある. 一応どちらを起動しても wsl にはなる

この状態でコマンドプロンプトを立ち上げて wsl のversionらを調べると下記になる
C:\Users\supervisor>wsl --version
WSL バージョン: 2.6.1.0
カーネル バージョン: 6.6.87.2-1
WSLg バージョン: 1.0.66
MSRDC バージョン: 1.2.6353
Direct3D バージョン: 1.611.1-81528511
DXCore バージョン: 10.0.26100.1-240331-1435.ge-release
Windows バージョン: 10.0.22631.6060
C:\Users\supervisor>WSLg が有効になっている事が分かる
ターミナルを立ち上げてみると下図のような感じで

supervisor@DESKTOP-K10NCKC:~$ uname -a
Linux DESKTOP-K10NCKC 6.6.87.2-microsoft-standard-WSL2 #1 SMP PREEMPT_DYNAMIC Thu Jun 5 18:30:46 UTC 2025 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
supervisor@DESKTOP-K10NCKC:~$ pwd
/home/supervisor
supervisor@DESKTOP-K10NCKC:~$ id
uid=1000(supervisor) gid=1000(supervisor) groups=1000(supervisor),4(adm),24(cdrom),27(sudo),30(dip),46(plugdev),100(users)
supervisor@DESKTOP-K10NCKC:~$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.3 LTS"
NAME="Ubuntu"
VERSION_ID="24.04"
VERSION="24.04.3 LTS (Noble Numbat)"
VERSION_CODENAME=noble
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
UBUNTU_CODENAME=noble
LOGO=ubuntu-logo
supervisor@DESKTOP-K10NCKC:~$windowsOS自体にnfsが用意されているので、これを使うのもいいですが、
sshで他のマシンにログインしてX11アプリを動かしてみる. 「-X」を付けて他の計算機に接続します
supervisor@DESKTOP-K10NCKC:~$ ssh -l saber rockylinux9 -X
saber@rockylinux9's password:
Warning: No xauth data; using fake authentication data for X11 forwarding.
Last login: Tue Oct 28 18:39:04 2025 from 192.168.0.75
/usr/bin/xauth: file /home/saber/.Xauthority does not exist
[saber@rockylinux9 ~]$そこでchimeraを実行すると下記になります

これが mobaXterm 経由なら下記のようなエラーになる.

これは nvidia ドライバーが新しいと起こる現象なのですが、WSLgなら問題ないみたい.