本家様 http://www.xrdp.org/

LinuxにRDPプロトコルを喋らせる。

これでwindowsPCに標準装備の「リモートデスクトップ接続」を使ってLinuxにアクセスできる。まるでxdmcp

またmacOSではクライアントソフト「Microsoft Remote Desktop」でアクセス可能です

このアプリは、Linuxに「リモートディスクトップ」のサーバ機能をもたらす
ちなみに「リモートディスクトップ」のクライアントアプリもLinuxにはあり、それは FreeRDP

下準備

「リモートデスクトップ接続」を受けるLinuxマシンにて下記セットアップを行います
OSインストール時に「Workstation」を選んでいるか、そうでないなら「dnf groupinstall Workstation」でデスクトップ環境を構築してください
あとグラフィカルモードにしておきます

[root@rockylinux9 ~]# dnf groupinstall Workstation
[root@rockylinux9 ~]# systemctl set-default graphical.target
[root@rockylinux9 ~]# reboot

インストール

xrdpはepelリポジトリにあるみたいなので、epelを入れてからになります.

[root@rockylinux9 ~]# dnf install epel-release
[root@rockylinux9 ~]# dnf install xrdp

xrdpと同時に「Xvnc」を提供する「tigervnc-server-minimal」パッケージもインストールされます
っで早速動かします

[root@rockylinux9 ~]# systemctl enable xrdp --now
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/xrdp.service → /usr/lib/systemd/system/xrdp.service.
 
[root@rockylinux9 ~]# systemctl status xrdp
● xrdp.service - xrdp daemon
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/xrdp.service; enabled; vendor preset: disabled)
     Active: active (running) since Thu 2023-04-13 12:38:20 JST; 6s ago
       Docs: man:xrdp(8)
             man:xrdp.ini(5)
   Main PID: 2154 (xrdp)
      Tasks: 1 (limit: 101932)
     Memory: 1.0M
        CPU: 3ms
     CGroup: /system.slice/xrdp.service
             mq2154 /usr/sbin/xrdp --nodaemon
 
Apr 13 12:38:20 rockylinux9 systemd[1]: Started xrdp daemon.
Apr 13 12:38:20 rockylinux9 xrdp[2154]: [INFO ] starting xrdp with pid 2154
Apr 13 12:38:20 rockylinux9 xrdp[2154]: [INFO ] address [0.0.0.0] port [3389] mode 1
Apr 13 12:38:20 rockylinux9 xrdp[2154]: [INFO ] listening to port 3389 on 0.0.0.0
Apr 13 12:38:20 rockylinux9 xrdp[2154]: [INFO ] xrdp_listen_pp done
[root@rockylinux9 ~]#

firewall

「リモートデスクトップ」がデフォで使用するportは 3389/tcp で、一応「/usr/lib/firewalld/services/rdp.xml」にテンプレートがあった. これを使います

[root@rockylinux9 ~]# firewall-cmd --add-service=rdp --zone=public --permanent
[root@rockylinux9 ~]# firewall-cmd --reload

つかう

windwosPCの検索欄で[リモートディスクトップ接続]を探させて、アプリを起動する
xrdpをインストールしたLinuxマシンを指定します
2023y04m13d_124258514.png
*[オプション]ボタンをクリックして画面サイズを変更しても構わない。

[接続]ボタンをクリックすると下記のような画面が現れる。
2023y04m13d_124613977.png
ここで、rockylinux9マシンに登録されているアカウント名とパスワードを入力して[OK]ボタンを押下する.
2023y04m13d_124808625.png

認証に成功すると下記画面のようにログインできます

2023y04m13d_124955801.png 2023y04m13d_125142736.png

classicで使いたい

右クリックしたらメニューが出てきてとかなCentOS7のような操作にしたければ、GNOME classicにする.

コンソールのGUIからログインする際にはログインユーザを選択すると画面右下に歯車マークが表示される.
これをクリックして臨む環境を選んでパスワード認証を行うとその環境になる
2023y04m13d_153209197.png

っがリモートディスクトップ越しとなるとその選択肢がない.
なのではなっから設定を施す
参照先https://access.redhat.com/discussions/6970608

[root@rockylinux9 ~]# cp /usr/share/accountsservice/user-templates/standard /etc/accountsservice/user-templates
[root@rockylinux9 ~]# sed -i 's/Session=gnome/Session=gnome-classic/g' /etc/accountsservice/user-templates/standard
[root@rockylinux9 ~]# sed -i 's/#WaylandEnable=false/WaylandEnable=false/g' /etc/gdm/custom.conf

参照先では「/etc/bashrc」に「export GNOME_SHELL_SESSION_MODE=classic」を入れているが、こうすると全てのユーザに強制されてしまい、
ローカルのログイン(計算機にモニターが繋がれて、そこでログイン)が出来なくなるみたい...

なので、「$HOME/.bash_profile」に「export GNOME_SHELL_SESSION_MODE=classic」を入れた方がいいのかも。
これならローカルでのログインもできます。 っが、classicに固定されます...選択が有効にならないです

っでリモートディスクで接続するとこんな感じ
2023y04m13d_155517905.png

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Last-modified: 2023-04-13 (木) 16:55:01